なぜ内気な人には「恋愛の素質」があるといえるのか?ということですが、その第一の理由は、内気な人は「人の気持ちに敏感」であるからです。
内気な人は「人の気持ちに敏感」であるがゆえに、内気になったといえます。
逆にいうと、人の気持ちに鈍感であれば、人と接するときに左程ストレスを感じず、内気・人見知りといった状態になりようがありません。
恋愛において、コミュニケーションが重要であることは言うまでもないと思います。
そして、コミュニケーションにおいて「人の気持ちに敏感」であることは、とてつもなく重要なことなのです。
なぜなら、深いレベルでコミュニケーションをとるためには、相手の微妙な感情を察し、共感できることが必要不可欠であるからです。
逆にいうと、「人の気持ちに鈍感」であれば、相手の感情の深い部分を理解・共感できず、浅いレベルのコミュニケーションしかとることができません。
そして、浅いレベルのコミュニケーションしかとれなければ、深い繋がりを持つことは当然ながら不可能になります。
また、「人の気持ちに敏感」であると、「相手が何を話したいか」を的確に察し、「話したい話」を引き出すことが可能です。
ほとんどの人は「聴くこと」より、「話すこと」の方が圧倒的に好きです(このことは、無口な人も例外ではないと思います)
したがって、「話したい話」を的確に引き出してくれ、しっかり聴いてくれる人は貴重な存在となります。
饒舌=コミュニケーション上手と思われがちですが、必ずしもそうではありません。
むしろ、饒舌な人は喋ることに夢中で、相手の話をちゃんと聴けていないことが多々あります。
ですので、口数が少ない=コミュニケーション下手ということは決してありません。
「人の気持ちに敏感」という強みを活かせば、むしろコミュニケーションの達人になることが可能です。
さらには、「人の気持ちに敏感」であれば、「相手が何を求めているか」も敏感に察することができます。
恋愛で重要なのは、「相手が求めていること」をいかに満たすかです。
決して「いかに相手の気をひくか」が重要ではありません(むしろ、相手の気をひこうとすればするほど、相手は白けてしまいます)
そして、「相手が求めているもの」を満たすためには、まず「相手が何を求めているか」察知できることが必要です。
この点においても、「人の気持ちに敏感」である内気な人は有利といえます。
その他にも内気な人には多くの「強み」があります。
実は、弱みの裏側には、必ず強みが潜んでいます。
このことは、内気な人の「弱み」についても例外ではありません。
例えば、内気な男性には「迫力がない」という弱みのかわりに、「穏やか」という強みがあります。
また、「悩みがち」という弱みの裏側には、「考えが深い」という強みがあります(なぜ「考えが深い」といえるかというと、「悩む」ということは、それだけ物事を深く考えていることの裏返しであるからです)
さらには内気な男性は、「面白味に欠ける」という弱みがありますが、そのかわりに「誠実」・「上品」という強みがあります(誠実・上品というのは、意外と多くの女性が重要視する要素です)
内気な女性であれば、その「奥ゆかしさ」が大きな魅力になり得ます(活発な女性よりも、奥ゆかしい女性を好む男性は意外に多くいます)
このように、内気な人は恵まれた「恋愛の素質」をもっています。
ただ、諸々の原因によってその素質を引き出せていないだけなのです。
次からの記事では、内気な人が「恋愛の素質」を引き出せていない原因のうち、以下の3つのことについて述べていきたいと思います。
・自分を否定している(関連記事へのリンク)
・自分を取り繕っている(関連記事へのリンク)
・不安にのまれている(関連記事へのリンク)